感想:電撃文庫「なれる! SE」 夏海公司 著

電撃文庫の「なれる!SE」を読んだ。

SEの過酷な実態コミカルに語る、というだけあって
「ねーよ」はあるけど、「あるある」と言った内容も結構あり、なんというか切ない気持ちになったorz

本シリーズはこれまでに4巻出ていて
1巻がSE入門、2巻はシステム構築、運用の話、3巻でシステム提案、4巻でプロジェクト管理が題材になっている。

同じ技術者とはいえ、普段は関係しないSIer関係の話なので「へぇ〜」と興味深く読むことができた。

著者の方は元SEをやっていた方らしく、本文の中で出てくる技術系の話はざっくりとしているが、
技術系の知識の無い読者に雰囲気を伝えることには充分だと思う。

主人公は巻が進むにつれて技術屋ではなくリーダー、マネージャー系にシフトしていってる気がしており、どこへいくのだ主人公?という感じだけど、
先が楽しみな小説でした。

個人的には3巻に出た橋本課長がすごく良いキャラしてるので大好きです。